サンドバッグ

廊下で後ろから来た職場の人ふたりにさつきあった笑い話をし始めたら、途中で曲解されて私の悪口までくっつけながらやいやい言い立てられて、そのまま放り出された。

話が上手く通らないことなんか山程あるけれど、これが人事のそこそこの人だもん、普段で話聞いてくれないんだから会社がそりゃあそもそも……と思ったより広い範囲に謎の引き潮が発生。すっかり沈んでしまった。

 

誰かに言っても、たぶんこの引き具合を共感してはもらえない。結局自分が飲み込むしかないんだ。

テプラを印刷しては角を取る。延々とその作業を繰り返すけど、無にはなれないし落ち着き方も見つけられない。テプラ貼りが終わったと思ってふとキカイと箱を見比べたら、両者のシリアル番号が違っていた。シリアル番号を記録し直し。突発事態でこの霞が奥へ逃げ込んでしまえばいいのに。

 

明日も仕事だ。