ときめきのまぼろし

昨日からおかしい。胸の中で何かが暴れています。たまに突き上げるものがあるというか、胸の裏側がずっとざわざわしているというか。昨晩の、眠りに入る前の胸の高鳴りと言ったら。

お昼を過ぎるといよいよ頻度も高くつらくなってきましたが、さりとて「胸が辛くて死にそうです」なんて恥ずかしいことは言えず、こんな時こそジョークのひとつも言わなくちゃと「すごい胸のドキドキがとまらないんですよー、これはきっと胸の病気か、風邪でおかしいのか……恋なのかどれかですよねー」と言っていたらノリの良い方程「で、相手は誰や」と言ってくれるのに丁度その日月一の検診で来ていた産業医の先生は華麗にスルーで悲しくなりました。

 

結局早引けして、胸を抑えながらぐうぐう眠って自宅の最寄り駅に移動し、総合病院へ行きました。

Likebookで再読の「前略、百合の園より」を読んでいる所を看護士さんに思いっきり見られましたが、胸はとっくに高鳴っているので平気です。

心電図とレントゲンを撮りましたが、結局異常はないらしく、気持ちや心の問題ではと言われました。上司に時期的にインフルエンザを疑われたのですが、と言うと、鼻で笑われました。とてもみじめな気持ちでしたが、胸は高鳴っているのでだいじょうぶです。

 

家に帰ってさっさと眠り、起きてご飯を食べてまた眠りました。起きている間はやっぱり胸がドキドキしましたが、きっと恋なんだと思い込むことにしました。誰に対しての恋かは、きっと夢が教えてくれます。おやすみなさい。